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そうだ京都、行こう。
パン好き女子の思い立ったが京都でハプスブルク。

2023.07.09

そうだ京都、行こう。
パン好き女子の思い立ったが京都でハプスブルク。

2023.07.09

そうだ京都、行こう。そんな風に思い立って身支度をすれば行けてしまう距離に住んでいます。たとえ遅めに起床した朝だったとて日帰りで行けちゃう京都へ、パン好き女子がふらりと行って来た旅路をご紹介します。

パン好き女子の京都一人旅。

卯年だからうさぎの神社に行きたいなと思ったまま卯年もあと7ヵ月となった朝、なんとなく今日行きたいなあと思い立ち、京都へ行くことを決めました。パン好き女子が行くうさぎ目的の岡崎神社とパン散策の京都一人旅をつづります。

 

 

最初の目的地:岡崎神社(岡崎エリア)

 狛うさぎ

まず最初に向かうのは、卯年である今年に訪れたい岡崎神社がある岡崎エリア。

私がうさぎの神社と覚えている岡崎神社は、観光客で賑わう河原町や祇園から少し離れたところ、平安神宮や京都京セラ美術館の近くにあります。岡崎エリア一帯は野うさぎが多く棲息していたことから、このエリアではうさぎが神様の使いだとされているそうです。

岡崎神社は「古事記」に出てくるスサノオノミコトとクシイナダヒメノミコトが祀られている神社でもあります。スサノオさんはアマテラスオオカミのやんちゃな弟。

 

阪急電車からバスに乗り換え、うさぎがいる岡崎神社へ。さすが京都、バスが次から次へとやって来るので、乗り継ぎもスムーズです。

境内にはあらゆるところに、うさぎ、うさぎ、うさぎ!観光の定番コースではなさそうで人もそんなに多くなく、ゆっくり静かに参拝することが出来ました。

 

 

次の目的地:ドイツパンのお店

念願のうさぎ神社参拝の後は、前々からGoogleマップでお気に入りに追加していたパン屋さんへ。

実は行きの電車の中で岡崎神社へのアクセスを確認しているときに、すごく近いことが判明!これは行くしかないよね。

少し歩けば風になびくドイツ国旗が目に入りました。そう、ドイツパンのお店です。この冬にドイツパン専門のパン屋さんに出逢って以来、その美味しさにどっぷりハマっています。

 

こじんまりした店内の可愛らしいショーケースから1点、奥の棚から1点、どうにか2点でおさえました。(なぜならこの後もう1軒行く予定だから!)

いっぱい買ってもね、一気に食べられないからね。

冷凍出来てもね、長く置くと美味しさが変わってしまうからね。

もっと買いたかったけど、そう自分に言い聞かせて選びました 涙。

ここで少し話を逸らせてしまいますが、私はパンがむき出しで並んでいるパン屋さんの光景がたまらなく好きです。そんな中でもドイツパン屋さんがツボすぎて。

ドイツパンのシンプルな見た目。あ、あなたパンですよね。パン以外の何者でもないですよね。紛れもなくパンですよね。と言ってしまえるようなビジュアルが好み過ぎてたまらないのです。ビジュアルだけかと思いきや、味も癖になっちゃうんですよね〜。

 

 

最後の目的地:ハプスブルク家御用達ベーカリー

最後は、行きの電車の中でもう1つ見つけていた気になるお店へ。

せっかく京都まで足を伸ばしたならカフェでゆっくりしようかな、でも人が多いと落ち着けないな、と思っていたら偶然見つけたお店です。

マップ上に表示されたお店の名前が気になって調べてみると「ハプスブルク家御用達ベーカリー」という文字が。なんと、ハプスブルク家⁈ハプスブルク家と言えばヨーロッパ史上最も重要な王朝の一つ。中田敦彦のYou Tube大学で「ヨーロッパで藤原道長みたいなことをしていた人たち」と分かりやすく説明されていて印象に残っています。

 

ハプスブルク家御用達ベーカリーだけど、ここで食べておきたかったのはザッハトルテ。

一口食べると爽やかな果実を感じる。爽やかさの正体は杏ジャム。この杏ジャムこそが本場のザッハトルテには欠かせないそうで、この日私は初めて本当のザッハトルテを食べました。知らなかったなぁ、また一つ学びました。

 

テラス席には心地よい風が吹いていて気持ち良い。これも世界史に興味がわいてハプスブルク家を知ったからこそ。そうだ、京都行こう!と思い立って、家の外に出てみたからこそ。

もちろんお持ち帰りでパンを購入。サンドウィッチがとても美味しそうだったのですがもう売り切れていて‥。またおいで、ということだなって迷惑なほどの前向きな姿勢でお店を後にしました。

 

多くの観光客で賑わう通りを歩き、相変わらず等間隔に人々が腰をおろしている鴨川を超え、電車に揺られてお家へ帰りました。

 

 

そうだ京都、行こう。

最後に、私がお持ち帰りしたパンたちをご紹介します。

左上:プレッツェル

中央:ハンドカイザー

右上:お名前を忘れました(ライ麦と全粒粉のパン)

 

ハンドカイザーはカイザーゼンメルというパンの種類の中で手で成形されたものを意味するそうです。ハプスブルク家御用達ベーカリーで購入しました。カイザー=皇帝を意味し、上面の模様が王冠のように見えることから名付けられたのだとか。初めて食べましたが、軽すぎず重すぎない食感でホテルの朝食という印象。サンドウィッチにしたりスープと一緒に食べられたるするそうです。

そして右上のお名前を忘れたパン。お名前こそ忘れてしまいましたが、ほんのりな酸味が癖になる好きな味でした。まだ冷凍庫に残っているから嬉しい。

 

うさぎ神社に行きたくて京都へ行ってみたら素敵なパン屋さんと出逢えました。思いのままに行動してみることは気持ちが良く、新しい発見があります。

 

そうだ京都、行こう。

そんなことを思う朝がまたやって来たら、再び思いのままに出かけたいと思います。

 

 

*画像本人:記載は本人の感想になります。



風音ぽっぽ

(公式meikライター研究生*B#)

繊細に逞しく、愛とユーモアたっぷりな毎日を。
遠回りで寄り道たくさんの航海を文章にしています。

☆https://note.com/poppouni913/