デパコスの魅力

デパコスの魅力、それは一言でいって特別感ではないでしょうか。

コスメカウンターの明るいライトに照らされBAさんに丁寧にタッチアップしてもらい、商品を購入するときも手袋をつけたBAさんが芸術品を触るかのようにコスメの確認をして、高級感満載な紙袋に入れて入り口付近で渡してくれる、それがデパコスです。

家に帰ってからもその高揚感は続きます。

紙袋のリボンを解き、箱からコスメを取り出して視覚的にも楽しんだ後「この日に使い始めよう♪」など、財布でも購入したのかと言えるほどの心持ちになったり。いざデパコスを使い始めると、何となく生まれ変わったような、新たな自分にホクホクするような。自分は特別なんだと思わせてくれて毎朝のメイク時間を非日常に変えてくれます。

1ヵ月は、買った時の気持ちが保たれて幸せな気持ちになれるのがデパコスの魅力です。

プチプラの魅力

ドラストでサッと手に入り、実力はデパコスに劣らない最近のプチプラコスメ。

デパコスのような高揚感は得られないかもしれないけど、使い勝手が良かったり、余計な装飾もなくコンパクトで、何の躊躇いもなくお直しコスメとして化粧ポーチに放り込めるお気軽さがプチプラコスメにはあります。

プチプラコスメの欠点

そんな魅力満載なプチプラコスメですが、最大の問題点に先日、気がついてしまいました。

家の歯磨き粉が終わりに近づいた、ある日の話です。

日用品が無くなったら、誰もがするように、大体ドンキやドラストに寄って帰ります。

そして、お目当ての歯磨き粉をカゴにいれ、そのままレジに行けばいいものを、どうしてもコスメコーナーを通過しないと帰ることが出来ない。そもそも歯磨き粉を買うだけでカゴなど必要ないのに手に持っているのは何故なのか。インスタで見たバズりコスメが残ってるか念の為確認しよ〜なんて、「なんの念の為やねん」と独り心の中でツッコミを入れながら練り歩き、時には手の甲にタッチアップし、時にはアットコスメを開き。ひどい時には最初のドラストへの用件すら忘れて、熱心にパトロールしてしまい、最後にコスメをカゴに放り込んでしまいます。

最大の問題は、この行為を何度繰り返したとしても、週１で繰り返したとして罪悪感が全く起きないことです。これがデパコスならどうでしょう。1ヵ月は買った時の気持ちが保たれるからパケを見ただけで高揚感が出るし、そもそも毎週５千円ほどの買い物をしていたら破産します。

500円、1,000円の買い物には抵抗なくお金を出してしまうのがプチプラコスメの恐ろしさ。

まとめ

低価格でハイクオリティ、使う時の余計な気負いも必要ないし、使いやすい。これがプチプラコスメの魅力。機能としては優勝ではないでしょうか。一方デパコスの心理的な満足度は、プチプラコスメの比ではない。持っているだけで違う自分になれる気がするのがデパコス。

結局のところ、どちらも一長一短で選ぶことはできなさそうです。毎日のメイクを楽しむために、両方うまく使っていきたいですね！

＊記載は本人の感想になります。

小谷りな

(公式meikライター研究生*B#）

https://note.com/asumin_msk