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“なりたい自分”に忠実になるのもいいけれど。

2022.09.23

“なりたい自分”に忠実になるのもいいけれど。

2022.09.23

最近のシンプルブーム。韓国風インテリアに大理石風リメイクシート、服はラテカラーで統一、無印良品のポーチが流行。インスタを見ているとそういった情報がずらっと目に入り、多かれ少なかれ目を奪われる。こんなインテリア欲しいな、とか、シンプルって最強にコスパいいんじゃない???とか、今まで選んでこなかったものに心を動かされ、購買意欲を刺激される毎日です。

SNSに流されている私

昔は、持ち物は絶対可愛いものじゃないと嫌!!ピンクと赤推し!と思っていたけど、以前ほどこだわりもなくなり、必要な物に寿命が来たとしても、大きくこだわることなく、最近のシンプルブームに合わせ、”無難”なものを選ぶ傾向になっていました。インスタを見ても、そういうものが多かったしね。

また、パーソナルカラー診断を受けてからというもの、今までと違ったカラーに惹かれるようになり、これまでカバンの中身はピンクや赤で統一されていたのが、ピンクの小物は1つ、2つ程度になっても違和感もなく。

 

自分で作ったルールに縛られる

 

そんな自分に満足していたけれど、バレンタインの時期になって、これまでベージュや透明のポーチなどで埋め尽くされていたインスタのおススメが、バレンタイン限定グッズの赤やピンクの色彩に変化しました。心の奥にそっとしまっておいたピンクや赤色へのあの愛。当然のごとく、沸々と湧き上がってきたのです。

”私はもうアラサー”
”いちごやさくらんぼは学生まで”
”ベージュで大人可愛く”

どれも誰かに指摘されたわけでなく、勝手に自分でオトナの女を作り上げて決めていたルール。なりたい自分だけ見ていたら、時すでに遅し。私は、全くときめかない自分のバッグの中に心底ウンザリしました。

 

昔の自分を捨てる必要はない。

これまで私はお気に入りのものだけに囲まれた生活をしていました。実家にいる時からインテリアは白・赤・ピンクで統一。小物も赤・ピンク。結婚を機にインテリアに取り入れるのはやめたけど、全てを止める必要はなかったのに。大人を目指していたけど、自分のバッグの中身くらいは、自分の昔からの”好き”を大切にするべきでした。

今でも心から可愛いと思う色はピンクと赤だし、カラー展開で赤やピンクがあれば必ずどちらかを選びます。さすがに服でピンクや赤色となると、使いにくいものは避けた方がいいけれど、一度は手に取って鏡の前で合わせてしまうし、いちごモチーフの小物が増える毎年1~3月は私にとって一番好きな季節といっても過言ではありません。(いや、過言かもしれない。。。)

 

なりたい自分があるからって、いくら断捨離好きだからといって、昔の自分を捨てる必要はない。

 

そんなわけで、私は私を取り戻したのでした。ありがとう、インスタグラム。

・・・ま、結局これも、SNS情報に流されているだけなんですけど(笑)

 

*画像:本人私物 *記載は本人の感想になります。



小谷りな

(公式meikライター研究生*B#)

コスメと服が好きな、アラサーの事務員副業声楽家。
イメコンにハマってます。

https://note.com/asumin_msk