やさしいって、うれしい。身の回りで見つけたやさしさをご報告。今夜が、ほっこりと温かい夜になりますように。
上司の優しさに感動する金曜日の朝。
出社して、とんでもない自分のミスに気付き、慌てて上司に報告する。
あぁ、怒られる。怒られるのならまだいい。絶望されたらどうしよう。昨日、褒めてもらったばかりなのに、と心の中で泣きそうになりながら「実は、、、」と謝罪。
「本当に本当に、申し訳ありません。」
「あらま。そうでしたか。でもそんなに気にしなくて大丈夫です。」
「でも、ミスなので。本当に申し訳ありませんでした。」
「本当に大丈夫。今後気を付けるのみです。あの、それ以外にも話があったりしますか?」
「いえ、ミスは、今ご報告した1件です。」
「、、、はぁー。良かったー。」
「???」
「いや、最近僕がいっぱい仕事お願いしてるから、伝えたいことがあるって言われた時に、もしかして体調崩してしまったのかなと思いました。残業続いてるけど、体調は大丈夫ですか?」
感動しました。
もう一度言います。感動しました。
部下からお話がありますと告げられて、辞めたいって言われるのかもと思う上司は多くいるかもしれない。けれど、上司Aは”私が体調不良かもしれない”という心配を真っ先にしたのです。上司Aの方がずっと、私より長い時間働いているのに。
優しさに感動。上司Aの為なら残業でも何でも頑張れる。上司Aが少しでも早く家に帰って、家族との時間が過ごせて、たっぷりと睡眠が取れるように頑張る、と心に誓う。
天使さんと再会。優しいお手紙をもらう金曜日の午後。
午後から、嬉しい来客。
先月まで勤めていた女の子が、挨拶に来訪。可愛くて、優しくて、天使さんみたいな人。
私のデスクへ来てこっそりと「これ、お返事です。」と手紙を渡してくれた。彼女の最終日に渡したお手紙への、返事のお手紙。私がただ伝えたかった感謝の気持ちと、あなたがどれほどに素敵なのかを綴っただけだったのに、まさかお返事を書いてくれるなんて。
そして、有ろう事か、お手紙の中で、褒め殺される。もう、優しい。字まで優しかった。
同僚の優しさに和む。
同僚が「待って〜」と、帰ろうとする天使さんを追いかけている。
「今日、行きつけのカフェに行ったらサービスでクッキー貰ったから、どうぞ!」
ここのクッキー大好きなんだ〜って、いつも話してる同僚は、大好きなものを誰かの為に軽々と手放していた。どうしてそんなに優しいの。私なら大好きなクッキー独り占めしちゃうかも。
誰かに優しさを渡したこの人にも、優しさを受け取ってほしい。
今週末、私が大好きなクッキーを買ってこよう。どうぞ、って渡すから待っててね。
週末が楽しみだけど、月曜日も楽しみになる金曜日の退勤時。
残業の原因だったプロジェクトも、本日がラストスパート。
自分ができるところまで終わらせて、邪魔にならないよう先に失礼する。上司と先輩にデスクで一礼。
「お先に失礼します。週末は、ゆっくり休んでください。」
「良い週末をね〜。」
「みなさんも、良い週末を〜。」
扉の前でもう一度、一礼。扉が閉まるまで手を振ってくれる先輩たち。隣の部署の部長さんも挨拶を返してくれる。いつもチョコレートをくれる人。お互いの週末を気遣うの、嬉しいなぁ。優しいなぁ。
優しい笑顔に会いたくなる金曜日の夕暮れ。
東北に住む親友から、メッセージが届く。私の記事を読んでいる貴重な友人のひとりで、私の記事を読んで、早く会いたい〜!って思ったんだよって、海が見える公園の写真付きメッセージを送ってくれた。変わらず頑張っている彼女が嬉しい。そんな風に思ってくれて、伝えてくれて嬉しい。私もだよ〜。早く、早く、会いたいよ。
今週もお疲れ様です。あなたも、私も。
帰宅して今週が終わった〜と、ひと息。
チームのグループLINEが届く。チームと言っても、上司を含め3人だけど。
「今週は本当にお疲れ様でした。おふたりのおかげで、無事終えることができました。ありがとう。ゆっくり休んで、良い週末を。」
こんな言葉をわざわざくれる上司に出逢ったのは初めて。というより、こんな時間まで働いていた?こんな時間まで働いて誰よりも疲れているはずなのに、ありがとうを伝えてくれるなんて。
優しくて、嬉しい。今週もお疲れ様です。あなたも、私も。
優しさが心に触れると、ほっこり。
優しさが目に見えると、にっこり。
優しさが耳に聞こえると、にんまり。
その優しさを受け取るのは、自分じゃなくてもいいんです。目の前で、自分の居る空間で、誰かが誰かに優しい。それだけで、嬉しい。いつも優しく在ることは、難しいけれど、優しさの余裕がなくなるくらい頑張っている人に、誰かが優しく出来たのなら、きっと、優しさは、広がっていく。そう信じたいと思えた金曜日。
やさしいって、うれしい。
ありがとう。おかげさまで、私は嬉しい気持ちです。金曜日の夜、優しい人が、優しい夢を見られますように。おやすみなさい。