こんにちは、小谷りなです。世の中のトレンドに影響を受けやすいわたくしですが、最近のミニマルブームにもまんまと影響を受けてしまっていたということに気が付きました。別に気にせず物買ってもいいのでは?減らさなくてもいいんなじゃない?と。そもそも、私自身本質が必要なモノ以外持ちたくないタイプだったので、別に意識して物を減らす、みたいなことする必要なかったんですよね。
音楽の仕事をしている以上、クローゼットを埋め尽くすドレスは、1着あれば充分!なんてことはないし、夫の燕尾服やいくつかのタキシードも必要なものです。舞台用の靴も、一人3足はあるし、傷つけたくないから箱ごとしまってます。(まあでも年齢的にきついドレスは後輩とかに譲りたい)
キャリーケースも、ドレスを運ぶのに必要なので、大×1、小×2(私と夫の分)押し入れに鎮座しています。
紙類はスキャンして保管、とかもよく言うけど、コピー楽譜はスキャンして処分した方がいいけど、原本の楽譜は必要なものなので、断捨離の対象にはなりません。
書籍も音楽に関わるものが多く、調べものの際にサッと取り出せるよう捨てずに置いておきたいものたち。
服も、稽古や仕事で着ていく綺麗目な服、ブライダルの時に着ていく着替えやすい服、休日お出かけ用の服、ちょっとした本番でも使えるワンピースやスカート、と、兼用できるものもたくさんありますが、普通より減らすのが難しいです。年齢的にきついスカートも、何かの衣装で使えそうなら捨てずに置いてます。
靴も同様。ヒールの高いパンプスは普段の生活で常に履くわけではないけど、稽古のある日はなるべくヒールがあった方がいいし、使う回数に応じて見直す、という、よくある断捨離理論では対応しきれません。
必要なものしかないのに、なんとなくストレス発散で断捨離したりとか、「物が少ないと暮らしは豊かになる!」とか、「ミニマリストはお金が貯まる」とか、そういう言葉の呪いにかかっていたと思います。
普段から自分の中の最小限でスッキリ暮らしていたのに、断捨離の記事を読んで、今より減らさないといけないと思い込んでしまいました。必要なものしかないけれど、家の収納のほとんどが埋め尽くされている現状も、なんとなく許せなくなってしまって。
そうやって無理に断捨離したものたちは捨てて後悔したことないですが、なくて困らないけどまだ捨てなくてもよかったな、と思うものはありました。
賞味期限過ぎたお菓子とか、使用期限過ぎた薬とか、よれた服とか、もう似合わないものとか、古いコスメとか、不要な書類とか、定期的にちゃんと見直しするタイプです。なので、あえて物を減らそうとする必要は全くなかったです。
物が少ないから幸せになれるわけじゃなくて、持ってるものを大事にできるから幸せになれるのだと思います。たくさんあっても、自分の持ち物をちゃんと愛せる人は、それはそれで幸せなことだと思います。
でも、例えばですけど、物が多いがゆえに忘れ去られた服や、勿体ないというだけで手元においてるもの、なんとなく捨てられないだけのもの、埃かぶったものは、ちゃんと大事にされているのかというと?と感じます。
というわけで、もう意識的な断捨離を止めようと思ったのでした。
*画像:本人私物 *記載は本人の感想になります。
(公式meikライター研究生*B#)
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