「なんか目が乾くな~、ドライアイかも。目薬さしとこ」でもその目薬、もしかしたらドライアイには逆効果かも。スマホやPCをよく使う人は要注意。目が乾くだけと思わずに、眼科に行ってみたほうがいいですよ。
そもそもドライアイってどういう状態?普段目が乾かないように目の表面を覆ってくれている涙。その涙の量が減ったり、涙の質が低くなって目の表面を潤す力が弱くなったりした状態のことです。じゃあ「涙の質」とは??
涙は、実は3つの成分からできていて、その成分ごとに3層に分かれています。その成分のバランスが不安定になると、涙が蒸発しやすくなったり、目の表面に傷がつきやすくなったりするのだとか。
涙の量は変わらなくても、その質が変わっているなんて、自分じゃわからないですよね・・・。
まずはドライアイの可能性があるかどうか、チェック!その方法として、10秒間瞬きをせずに目を開けているというものがあります。もし10秒間我慢できなかった場合には、ドライアイかもしれないので眼科に行ってみてください。
そして、目が乾く以外にも
・目が疲れる
・ものがかすんで見える
・目が赤い
・目が重たい
・涙がたくさん出る
・光を見るとまぶしい
・めやにが増える
など様々な症状があります。
ちなみに、ドライアイにも似た症状になる「眼瞼けいれん」という病気もあるので、それについてはこちらの記事をチェック。
実はドライアイには性別も関係しているようで、女性よりも男性のほうがドライアイになりやすいとも言われています。また、スマホやPCのモニターを長時間見つめることは、ドライアイだけでなく視力にも影響するというのはよく聞きますね。
他にも、たばこの煙が目に入ったり、コンタクトレンズの使用も涙の状態に悪影響を与える可能性が高いそう。
そして意外にも注意しなければいけないのは、目薬の種類。目薬は使用目的に応じて成分を変えて処方されます。ドライアイ用の目薬以外だと、涙の成分バランスを不安定にしてしまう成分が入っていることも!
「目が乾いたらとりあえず目薬差しておけばいいや」と思っていた方、目薬なんてどれも一緒と思わずに、症状に合わせて眼科で処方してもらうのが安心です。
ドライアイは、他の目の病気に比べると、失明などの重大な結果には繋がることは少ないと言われています。ですが、目への不快感が続くと仕事や日常生活にも悪影響が出るなど、あなどれません。
最近ではドライアイの治療法も進んでいるようですので、ぜひ一度眼科で診てもらってくださいね。