玉の輿に乗った友人

私には、”玉の輿に乗った友人”が一人います。

今年で出会って25年ぐらいでしょうか。彼女との出会いは保育園の時。自分の交友関係の中で、一番長い付き合いになります。途中、疎遠になることもなく交流を続けています。

彼女は学生の頃、多動症とも言える程の落ち着きのなさで、勉強は全然ダメ、学校ではいわゆる問題児でした。家庭環境が整っていたとは言い難かったし、ずっと心のどこかに葛藤があった人です。

玉の輿の現実

玉の輿の現実を言ってしまえば、玉の輿に乗れるような相手というのは、結局それだけ家にいられません。

そもそも彼女は、お金があってもなくても自分の好きなモノを大事に出来る人で、年相応のブランドや流行を自分流に身につけ、お金を多く持たなくても幸せになれるタイプです。

結婚した頃の「裕福な暮らしは手に入ったかもしれないけど、これが幸せなのかはわからない」「お金がなくても楽しそうなカップルが羨ましい」、という彼女の言葉は胸に痛かったです。

高価なものにはエネルギーがある

最近彼女と顔を合わせた時に、ふと、何かが変わったように感じました。

彼女は結婚して3年目とかそこらだったけれど（曖昧だけど）、彼女から落ち着きを感じます。今でもハイトーンのボブヘア、トレンドをおさえたファッション、華やかな色使いで、そのへんの人よりひと際目立っているのにも関わらず。

『高価なものにはエネルギーがある』と聞いたことがあります。

自分が払った分だけ、そのエネルギーに包まれる…みたいなこと。何となく分かります。

彼女は私利私欲で玉の輿にのったわけではないし、彼女が結婚してから身につけている私の給料では足元にも及ばないようなハイブランドの数々は、彼女が夫にねだったものではないと知っています。

結婚して3年。

落ち着いて見えた、というか、気品？気位？、何かがにじみ出てるような。夫人感？？彼女がハイブランドのエネルギーと並んだような。旦那さんと同じ方向を向き始めたのかな、と感じさせられました。

地に足を着ける

結婚して3年ともなると、夫婦で乗り越えてきたものも増えてきたのかもしれません。

彼女がハイブランドのエネルギーと並べる気品を身につけたのは、お金そのものに目がくらまず、地に足をしっかり着けている結果だろうと思っています。

・・・そんな彼女は、SHEINにハマっているらしく。どうやら私が思っている以上に、地に足が着いているようでした^^;。

*画像：本人私物　＊記載は本人の感想になります。

小谷りな

(公式meikライター研究生*B#）

https://note.com/asumin_msk