黒目が大きく見えたり、ハーフみたいな雰囲気になれたり。メイクの一部分にまでなっているカラーコンタクトですが、一方で目の病気につながることも多いのです。でも、一度使い始めたらもう手放せない!という人も多いはず。コンタクト装着時の目の状態を理解すれば、予防策も取りやすくなります。健康的にアイメイクを楽しみましょう。
目は、角膜に張られた涙を通して酸素を取り入れ、呼吸をしています。コンタクトレンズをつけているときの目の状態は、いわば口を塞がれるような状態で、目に酸素を取り入れにくくなっているのです。酸素不足になった目は傷つきやすく、感染症にもかかりやすくなっています。
それでも、昔に比べて品種改良が格段に進んでいます。コンタクトをつけた状態の角膜の酸素濃度は、昔はエベレストの頂上ほどだったのが、今では富士山ほどにまで向上しているのだとか。
・・・それでもまだ酸素不足には変わりないですね。
ソフトコンタクトレンズのほうがハードコンタクトレンズよりも装着感がよく、異物感を感じにくいため、コンタクト初心者には人気のようです。でも、眼科ではハードレンズをおすすめされることが多いとか。その理由も、酸素濃度に関係しています。
一般的には、ソフトレンズは角膜より大きく、ハードレンズは角膜よりも小さくできています。つまり、ハードのほうが目をふさぐ面積が狭いので、酸素を取り込みやすいというわけです。
さらに、ハードレンズはゴミが入ると痛みが強かったり、異物感を感じやすいと言われていますが、その反面、目の異常にすぐ気づくことが出来るため、症状が重症化しにくいのです。
ソフトレンズは装着感がよいため、異常に気づきにくく、異物感を感じたときにはすでに重症化しているケースもあります。だから、お医者さんはハードレンズを推奨するんですね。
まず、基本中の基本としてコンタクトレンズの処方は眼科専門医のいる眼科診療所や病院で受けましょう。インターネットでの購入の際にも、必ず医師の処方と指導を受けましょう。
コンタクトの保存液は消毒効果が薄い場合もあるため、こすり洗いをしましょう。保存ケースの洗浄・乾燥も忘れずに。
12時間以上の連続使用や、寝る間の使用はできるだけ避け、痛くなったらすぐに外せるように眼鏡を持ち歩きましょう。
コンタクトレンズは正しく使えば視界もクリアになり、アイメイクも楽しめるもの。ですが、健康な目の輝きはどんなメイクよりもあなたを魅力的に見せてくれます。自分の目を守るために、医師からの正しい指導のもと、コンタクトレンズを使いましょう。